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 ご 挨 拶

このたびは宝清寺のホームページをご覧頂きまして誠にありがとうございます。住職の石井前と申します。

平成2年9月に師父が遷化したことを機に、27年間国語科の教員として奉職した吉祥女子中学・高等学校を退職し、当山第26世の法灯を継承しました。

現代社会はインターネットが欠かせない世の中になりました。

少しでも多くの方々にお寺の歴史や活動を知っていただきたく、実際にお寺に足を運んでいただければ幸いです。

お悩み事、相談事お気軽にお問い合わせください。

 

合 掌

 

         宝清寺 第26代住職    石井前

縁 起

 西多摩では唯一の日蓮宗身延山久遠寺の末寺で、開山は法清院日億上人、開基は青木勘左衛門(武田勝頼の縁者)です。

 青木勘左衛門は、甲州武田勝頼公滅亡後、関東に入国した徳川家康に見出され、このあきる野市小川の地を賜り、戦国時代に滅んだ武士達の霊を弔うために出家し、元和年間(1615~1624)甲斐国雨利郷(山梨県韮崎市旭町付近)にあった東照山教林寺をこの地に移し東照山法清寺と号し創立しました。

 境内地は武蔵七党の1つである西党の小川氏の居城・小川城の跡とされている。当初は、東照山と号していたが、宝永年間(1704~1711)第九世圓妙院日亮上人の代に、東照山とは徳川家に対して畏れ多い山号だとして、領主水谷信濃守より身延山に申し出て、寺禄等を寄進して祈願処としたことにより水谷山寶清寺と改め、現在の名称となりました。

 本尊は、一塔両尊十界立曼荼羅であり、ほかに鬼子母神堂、八幡大菩薩、七面大明神堂、浄行菩薩堂および、日蓮聖人と四天王立像が建立され、たちばな墓苑、たちばな会館、水谷庵、納骨堂(蓮華堂・睡蓮堂)が併設されています。

年中行事

2月 節分会

 一年の節目は元旦ですが、旧暦の節がわりとして二月三日の節分をもって運気がかわるという考えもあります。この時期に来年の自分の年回りや星回りを見て、一年の安泰を祈願するものが「厄除け」や「星祭」だと言われています。本年が前厄、本厄、後厄の方は、除厄除災の御祈願を受け付けております。
 また、星回りは「九曜星(くようせい)」で判断し、本年の星回りのよくない方は星祭札をお申し込みいただくとよいでしょう。
 星回りに関しては宝清寺寺務所までご相談ください。

3月・9月 春・秋のお彼岸(中日をはさんだ前後3日間)

 「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざがあります。冬の寒さからやっと解放される時期が春彼岸の頃で、逆に夏の暑さから解放される時期が秋彼岸の頃だといわれています。
 彼岸は人にとっても心地の良い時期にあたり、人にとって怠惰になりがちな時期でもあることから、前後の6日間に菩薩の実践徳目である六波羅蜜行を行う日だともいわれています。

 彼岸とは、「此岸」(私たちがいるこの世界)を悩みと迷いの現世とすれば、「彼岸」(仏の世界)は、悩みのない悟りの世界です。お釈迦様は、この1週間私たちに以下の6つを実践することによって、彼岸の世界へ行くことが出来ると教えています。
1日目:人に施しを与えること(布施)
2日目:決まりや約束を守り、人に迷惑をかけないこと(持戒)
3日目:常に努力すること(精進)
4日目:先祖をうやまい、亡くなった人を偲ぶ日です(お寺やお墓の参りをする)
5日目:苦しくても耐えること(忍辱)
6日目:心を落ち着いて自己反省すること(禅定)
7日目:正しく判断力を持ち、ものごとを正しく見据えること(智慧)
 中日は先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するために必要な6つの徳目(六波羅蜜)を1日1つずつ修める日とされています。自分という存在は、ご先祖様あっての自分であり、私どもを取り巻く自然もご先祖様あっての存在です。お彼岸は、ご先祖様あっての自分の存在に思いをはせ、生きているこの命に感謝するという仏教徒にとって大切な行事の1つです。

 また、彼岸の中日は太陽の傾きが真東から真西に移行するので、浄土に一番近くなる時期なので、この日に供養することが良いと考えられています。

4月8日 釈尊降誕会(花祭り)

尊は仏教の開祖であり、いまから2500年以上もまえにインド北部で誕生し、約80年間の生涯のうちの殆どを、衆生救済のために教えを説かれ、その生誕と行いを感謝し賛嘆する意味で降誕会が開かれています。
 釈尊はインドのクシナガラで入滅(成道・涅槃)の日を向かえ、日本では12月8日頃に「釈尊成道会」として行われています。

◇花祭りイベント◇

 宝清寺では、毎年4月8日のお釈迦様の誕生日(灌仏会)にはオリエンテンプリングを実施しています。当寺を入れて合計8カ所の寺が合同してお釈迦様の誕生日を祝い、甘茶をふるまっております。
 また、スタンプラリーに参加し、8カ寺全てを回ると記念品をゴール寺でプレゼントしています。スタンプカードは各寺にございます。​ぜひ、ご家族揃ってご参加ください。

 

7月17日 御施餓鬼法要

 本来、盂蘭盆と施餓鬼は別の行事ですが、宝清寺ではこの日に合同法要を行っております。

 盂蘭盆とは、ご先祖様が家に帰ってくる日と言われ、ご先祖様が生前に好きだった食べ物や季節の野菜や果物等をお供えしてご家族がお迎えし、ご供養を捧げる行事のことです。お盆の行事の歴史は古く、お釈迦様の時代(今から2500年以上前)からこの行事がおこなわれていたと言われています。盂蘭盆という意味には諸説ありますが、古代インド語では「ウランバナ」と言い、日本語にすると「倒磔(とうけん)」と訳される。生前の行いによって、逆さに張り付けられているような苦しみから、先祖を救う行事と解釈するむきもあります。 仏教の「盂蘭盆経」には、お釈迦様の十大弟子の一人、目連(もくれん)尊者のお母さんが生前「貪欲(とんよく)」の罪により、餓鬼道(がきどう)に落とされた故事にならい、お盆のときに供養すると地獄(じごく)界、餓鬼(がき)界、畜生(ちくしょう)界、の三悪道(さんあくどう)に落とされた先祖が救われ、なおかつ、供養した子孫もまた先祖に守られ、幸福を招くと言われている。 また、新盆(にいぼん)を迎える仏様がいらっしゃるご家庭では、特に棚経(たなきょう)をお勧めしています。棚経とは、お盆の時期に僧侶(そうりょ)を自宅に招き、新たに旅立たれた仏様を、初めてお迎えし、季節の食べ物や生前お好きだった供物を捧げ、僧侶が読経(どきょう)して供養することで、四十九日忌と同様に大切な法事です。

10月12日 お会式

 当山のお会式は毎年10月12日午前11時より法要を行っております。
「お会式(おえしき)」は、一生をかけて、法華経の教えを説き、私たちに「法華経の教えの大切さを示された、日蓮聖人の恩に報い、感謝を捧げる法会です。
 日蓮聖人自身も、常に報恩を忘れることはありませんでした。ある時は父母に対し、ある時は師匠、更には国に対してさえも同様でした。恩に報いるための心が日連聖人の法華経弘通の日々を支えていたのです。

お釜〆

(札頒布12月下旬配布)

 当寺では、年末に「お釜〆札」を頒布しております。「お釜〆札」とは、年末にお渡しする数種類のお札の総称で、台所の守護神(普賢三宝荒神・ふげんさんぽうこうじん)や不浄な場所を守護する(烏芻沙摩明王・うすさまみょうおう)などのことを言います。
 また、井戸をお持ちの方は、いつも清浄にお守りしていただける札や、しめ縄に付ける幣束(へいそく)もご用意しております。
 ご希望の方は当寺までご連絡ください。詳細をお伝えいたします。

宝清寺 ほうせいじ 本堂 
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